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矯正前の精密検査で何が分かる?必要性とは【コラム】

2021.10.17

■矯正治療前の精密検査の重要性

何らかの医療行為を行う際には、必ず事前に検査を行います。虫歯治療であれば、目で見て、ピンセットで触り、必要に応じて小さなレントゲン写真を撮る程度で済みますが、矯正治療ともなると、検査はより精密になります。歯科治療の中でも事前の検査が最も重要な分野のひとつが矯正治療といえます。

▼矯正前に精密検査が必要な理由

◎肉眼では確認できない部分の情報が重要

歯並びの診断を正確に行うためには、肉眼で確認できる部位だけを検査していたのでは明らかに不十分です。歯並びは顎の骨の形や大きさ、頭の位置などとも密接に関連しているからです。これらの情報は、視診(ししん)ではもちろんのこと、通常のレントゲン撮影でも得ることができません。そこで重要となるのがセファログラムです。

 

▼セファログラムとは?

セファログラムとは、矯正治療専用のレントゲン撮影です。歯列全体に加え、上下の顎の骨や頭の骨までが撮影対象であり、歯並びの状態をより細かく分析することが可能となります。その結果、精密な診断・治療計画の立案を実現できるのです。

 

▼まとめ

このように、矯正治療では少し特殊な検査を行うため、費用も比較的高額になりがちです。事前の検査だけで数万円の費用がかかることに驚かれる方も少なくありませんが、精密な矯正治療を行う上で必須となっているため、その点はご了承ください。矯正は数年に及ぶ治療ですが、スタート地点となる検査・診断・治療計画の立案が極めて重要となります。

 

参考:当院の矯正治療に関するページ

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