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インプラントの寿命は?どれくらい長持ちする?【コラム】
2021.10.17
■インプラントの寿命はどれくらい?
インプラントには、顎の骨に人工歯根を埋入する手術を伴うため、治療後はできるだけ長持ちさせたいものですよね。そこで気になるのがインプラントの寿命です。
▼インプラントの生存率(=寿命)は10年以上?
インプラントの寿命は、顎の骨の状態や埋入する位置、治療後のケアの状況によって大きく変わるため、一概に「〇年持つ」とは言えません。メンテナンスやセルフケアを怠っていれば、数年で使い物にならなくなることもありますし、大切に使っていれば数十年持つことも珍しくないからです。
ただ、一般的な目安としては「10年」という数字が挙げられます。これは「インプラントの10年生存率」という有名なデータがあり、人工歯根の埋入から10年経過しても問題なく機能し続けているインプラントが90%を超えていたことがわかったのです。つまり、標準的なインプラントの寿命は少なくとも10年あるといえます。
▼40年以上持った例もあります
インプラントは先進医療の一種なので、そもそも過去50年程度しかその歴史を遡ることができません。そんな中でインプラントが始まった当初に治療を受けて、お亡くなりになるまで40年以上、人工歯根を使い続けた例もあります。ですから、インプラントの寿命というのは、使い方次第でいくらでも延ばせるといえるのです。
▼まとめ
このように、インプラントの寿命は少なくとも10年、ケアやメンテナンスを怠らなければ、20年、30年と使い続けることも不可能ではありません。ブリッジや入れ歯とは比較にならないほど長持ちさせることも難しくないので、その点を踏まえた上で失った歯の治療法を選択しましょう。